第0話――『プロローグ』――

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――どうして、こうなったんだろう?―― 今朝は、テレビとか漫画とかで夜更かしした軽い寝不足状態で時間がないから朝飯をぬいて学校に向かおうとしてた いつもどおりのことをいつもと同じようにこなしてた。 そして代わり映えのない『毎日』をいつもと同じようにおくるはずだった ただ、それだけだったんだ。それなのに どうして『今日』はこうなったんだ? 「出血多量!このままじゃショック死します!」 「患者!昏睡状態に入ります!」 目元が霞む。周りの音が遠ざかっていくようだ。…いや、もしかしたら、俺が遠ざかってるのかも?この世という「場所」から… あっ!今、うまいこといったんじゃないかな?俺!あははは!ってばか……… 切り口からでた血が次第に池のように溜まり始めていて、なんだかぬるま湯の中にいるように暖かく感じる ――――俺、死ぬのかな?―――― いままで考えないようにしていた事が急に頭を占める (死んだらどうなんだろ?天国とかいくのかな?…まぁ、地獄ってことはないだろうな。特に悪いことはしてないし) 思えばつまらない一生だったな。 特におもしろいことなんてなかったし、平凡すぎて退屈な『毎日』。それだけがぐるぐると永遠に続いてただけだ。 …………だったらいっそのこと、このまま死んでみるのもありかもな… ネガティブとポジティブがぐるぐると巡る。が、その中で俺には明確になってくる思いがあった ――俺………やっぱり、死にたくない―― そう思う 明確にやり残した事がある訳じゃない 俺はまだなんにもしてないし、これから何ができたとかもわからない。けど、「なにかやれたかもしれない」。これから、退屈な毎日を変えることができる「何か」が見つかったかもしれない。だからここで終わりたくない 『消えるのは、いやだっ!』 その時、唐突に全身を凍り付くような寒さが走る。それは一つの事を示唆しているように思えた ………怖いな、やっぱり。すげー怖いよ。『死ぬ』って     一人って怖いし暗いよ 消えるのかな。このまま。俺という存在は?なんにも意味を成さないまま 嫌だ!そんなの!誰か………助けてくれ! それから、また、唐突に身にあの『悪寒』感じる 「!!!。心肺停止です!」
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