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山ちゃん｢断る｣
久野｢甘いですね
生徒が本試合を中止させたんですよ
それなのに
あなた達と試合をしている
それが許せるんですか??｣
中村｢僕は彼らから
サッカーを奪えません｣
久野｢は??｣
中村｢見て下さい
彼らの顔を
すごく楽しそうです
その楽しみを大人が奪う権利はありません!!｣
久野｢中村太一君
君は相変わらず甘いよ
だから
あの時のように
最強のチームを作れない｣
中村｢覚えていたんですね
中学生だった頃の僕を｣
久野｢忘れないさ
私の頭の中には
今までの強豪校の試合のデータが入ってるからね｣
中村｢人柄やプレースタイルを覚えてるってわけではないみたいですね｣
久野｢データだ
それより試合を中止させるから
ホイッスルを貸してくれないか??｣
･･･
希美｢断ります｣
希美が声を震わせて
久野の命令を断る
希美｢あなたは
中王に負けるのが怖いんですか??
だから試合を中止させたいんですか??｣
･･･
久野｢ハハハ
子供が何を言っている｣
希美｢子供だからって
バカにしないで下さい
あたしは本気です｣
久野｢フッ
いいだろう
試合を続けた事を後悔するといい｣
希美｢あなたこそ｣
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