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【ゴァァァ!!】
黒い体にカバのような頭。姿形が違うが似たようなのが十体近く程いる。
『あぁ~こりゃあモルグでんなぁ~しかもLv.1ですやん。』
「早急に片付ける。奴等には死を与えるだけだ。」
『分かってますってぇぇ。』
と、坂田は勢いよく撃ち出した。
【ゴガァァァ】
『はっは―弱いのぅ!反撃もできひんのかぃ。』
【シァァァァ!】
「坂田。来るぞ。」
モルグの口から火の弾が放たれたが、坂田はいとも簡単にそれをかわす。
「哀れな。」
三神はビルの壁を横に走りながら両手の双銃を撃ちながらモルグ達の意表をつく。
『大将どうやったらそんな動きできるんでっか?』
「訓練さ。」
『終わったぁ!』
「五分か。ちょっとかかり過ぎたな。」
【ガァァ…】
「ほう…まだ生きてるか。」
【だず…げ…で……】
血を吐きながらモルグが訴えかけた。
『見上げた根性でんなぁ~言葉喋るとは。』
「薬がきれてきたんだろう。その前に聞きたい事がある。お前は緋色の眼をした男を知ってるか?」
【じ、じ…らな…い。た、だず…】
「そうか。」
銃声が響き渡った。
「絶対正義の名のもとに。」
「手掛かりなし…か。」
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