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その後しばらくの間、参加者の様子を眺めていた。髪一ついっても、髪型、色など様ざな種類がみてとれる。
加えて、複数のグループで話をしている人や一人で精神統一?のような事をしている人もいた。
人種が違う人たちに興味をひかれ観察していると城の中から人が現れる。
全身黒の制服を着て、腰には剣をさしていた。少し距離があるためはっきりは見えない。すると、
「それでは、試験を始めたいと思います」
その人は急に大きな声をだしこの台詞をいう。さっするにどうやらその人は試験管みたいな立場の人なのだろう。その人は手をかざし何か口を動かす。すると右手の甲に数字がうかんだ。
666
「なんか嫌な予感がする」
直感的にそう感じた。
「私は453番だ」
彩は何故かはしゃいでいた。というよりテンションをわざと上げているのかもしれない。
「今からその番号をつかい試験を行っていきます。それでは1番の方から城のなかへ。他の人は番号を呼ばれるまでお待ちください」
この言葉で確信する。
「ついに始まっちゃった」
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