第二部
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「葵君、今のは………!」 私は、月明りの下で呆然と立ち尽くす彼の顔を見た途端、言葉を失った。 彼は、泣いていた。 叫ぶわけでも子供の様に泣きじゃくるわけでも無く、ただその頬に一筋の憂いを流していた。 私は彼の肩を引き寄せると、家に上がり布団を敷いて無言のまま眠りについた。 私は、何も言えなかった。 それからしばらくして、おぼろげな自分の頭の中に彼の言葉が響いた。 「……もう、終わりだ…」
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