第一部

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きっと呆けた顔をしていたのだろうな……。 ゆっくりと湯をかき混ぜながら、彼を見ていた時の自分の顔を思い浮かべた。 あの様な滑稽な姿はもう二度とさらすものか。 そう心に決めた私は、一段と顔を引き締めると足早に踵を返した。
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