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逃げても諦めるはずがない、やつは腹を空かしてる。
自分の縄張りにくる獲物を、今か今かと待ち構えていたのだから。
狙った獲物は逃さない。
口からこぼれたヨダレから悟った。
こんなモンスターいったい誰が倒すのだろう。
私の顔が恐怖で歪む。
そんな心境でも赤目は容赦しない。
素早い足で難なく追いかけてくる。
やっとの事でクルート高原の入口近くまで来たけれど、私には限界が近づいてきた。
“がるるる…ニヤ”
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