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「へっ?」
『…………』
まぬけな声を出してみたが返答がなかった。
私は恐る恐る閉じていた目を開けて、顔をゆっくり上げてみる。
「ひっ!」
驚いた声が思わず出ていた。
それもそのはず、お父さんより遥かにでかい男が、私を見下ろしていたから。
大きな斧を悠々と持ち上げ、先ほどの赤目のオオカミを踏んづけてる。
この人は私と同じファイターかと、疑問に感じたが、この体格とこの威圧感に開いた口が塞がらなかった。
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