希望

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『俺の用はもう済んだ。 お前もさっさとお家に帰るんだな。』 男はじゃあなと言い、私の元からゆっくり歩き出した。 歩き出す男に思わず手を伸ばした。 あの時の私は、あなたに何を頼っていたんだろう。 ねぇ、大きなその背中は沢山の修羅場を、一人でくぐり抜けて来た証でしょ? 私にも教えて… .
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