希望

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その為にはプライドなんてものは捨てる。 強くなったその時また拾えばいい。 掴んだ手を振り払おうと、体を向けた男の顔がすごく驚いていた。 それだけ私の顔が真剣だったのだろう。 何時だって忘れたことはない。 父のあの優しい瞳。 小さい頃から憧れてた。 ファイターと言う名の戦士。 父の背中を必死に追いかけてた日々。 もう逃げない。 貫き通す父への思い。 どんな困難も乗り切れるのは自信だけ。
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