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『その手を離せ。』
そう言われたが私は引き下がらない。
もう決めたの。
あなたに着いて行く以外道はない。
「この手を離したら、あなたは去ってしまうでしょう?
私は強くなる為この地へ来たの。
私を仲間にしてくれませんか?」
仲間にしてくれるわけない。
そんなの分かってる。
だけど私は命の恩人と言える男に、頭を下げた。
『俺は仲間などいらない。
もう一度言う、その手を離せ。
次は容赦しない。』
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