序章 不思議な光景
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おかしい。 居るのなら教室に来てもいいのに… しかも、何で砂時計を机の上に置いているんだ? そんな事をあーだこーだ考えているうちに放課後になっていた。 「やべ。 もう、こんな時間か」 ことっ。 「え?」 窓際の席から音が聞こえた。 俺は恐る恐るその席を向いた。 そこには砂時計をいじる女性が座っている。 これが俺と彼女の初めての出会いだった。
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