一章 サラサラ落ちる砂の粒。

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しばらく沈黙が続く。 俺の脳内はパニクっているだろう。 いや。絶対パニクっている。 放課後、誰も居ない教室に しかも、学校には居るが教室に来ない女性が、俺の後ろで砂時計をいじっているのだぞ。 「私の顔に何か付いてますか?」 俺はしばらく女性の顔みていたらしく、それを不思議と思い俺に話しかけてきた。 「いえ。ただ、考え事をしただけで…」 また、静寂が教室を包んだ。
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