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「だから、下校時間が過ぎたから帰らないのかって言ったんだよ」
「もう、そんな時間なの」
彼女も、やっとこの状況が分かったのだろう。
帰る支度を始めた。
そして、俺と一緒に教室を出た。
時計を見ると針は、もう7時を指していた。
『げっ!
連絡してないから、早く帰らねーと親に怒られる。
でも、こいつ結構ボーとしてるからな~』
俺は、そんな事を思いながら彼女に一瞥を送った。
彼女の手には砂時計があったので俺は、神業的なスピードで思った。
『よし、こいつを送ろう。
そして、親に殴られよう』
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