第一章

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あれは20年前の夏の日。 今でもすごく暑かった ことを覚えている。 暑さと吹き出る汗に うなされながら 昼寝をしていた。 その時の家には 一人部屋があり、 いつもならクーラーを きかせながら眠るのだが ちょうど壊れていた。 しかし、遊びから 帰ってきた後だったので 疲れ果てていたのもあり しょうがなく 眠ることにした。 暑さから逃げるために 窓の近くでそよ風に 当たりながら眠っていた。 ちょうど3時くらい だったと思う。 あまりの暑さに目を 覚ました。 起きて辺りを確認すると 部屋の椅子に腰掛け誰かが熱心に何か書いている。 僕は兄弟も居ないので 親父かと思って近づいてみた。
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