CHAPTER3-1 フレンドコンプレックス

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「てかさぁそもそも何者?」 「LEVELをこのワールドから葬り去る為に作られたメンバーだ」 「誰によって?」 「バイ……緋々金さんだ」 次々と質問を繰り出すヒカル。嘘を付いてもバレると猛の直感が告げている。だから出来るだけ正直に猛も雛子も答えることにした。 「スイッチってなに?」 「スイッチは……神経をいじって俺らを強くする裏技」 当たり障りのない答え。 「てかさぁ、そんなことを聞いてる訳じゃないよね?」 ヒカルはすぐに見抜く。 「……曽我部による人格改造プロジェクトです」 「あぁ……あの歴史的破綻人間かぁ……なるほど、ちょっと納得。堂兌のおじさんの旧友らしいけど」 「ドウエツ?」 猛は首を傾げる。 「あぁ、こっちの話だから気にしないで良いよ」 ヒカルは笑って受け流した。
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