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「って訳で制限時間内の爆弾カプセル排泄は難しいって考えといてね。はい、次は爆弾について説明さ。その数字0にすれば爆発の心配はほぼなくなったと考えていいよ」 その瞬間あちこちから声。 「よっしゃあ!!」 「良かったぁ……」 正に安心という言葉がぴたりと当てはまる。しかし悪魔は最初の男性に対して言ったような、幸運だね、とは一切言わなかった。 「最初から0もいっぱい居るからね、増えることとかないから安心してね」 安心の声がさらに増える。死ぬ、という言葉を真に受けていないにせよ、あり得ない空想の話だとしても、自分が死ぬかもしれないというのはやはり気分の悪い話である。この安堵の声は、心から生を噛みしめる声ではなく、単なる申し訳程度のものが大多数であった。 「そして数字付きの貴方達。助かりたいですよねぇ? 教えてあげましょう。この爆弾カプセル、爆発したらほぼ再起不能になりますよ。あはは。でも解除方法はさっき言った通り簡単。人を殺せば良いんです。そしてその数字の減り方は殺した相手の残り数字分だけ減ります。しかし0の場合は殺せばちゃんと1つ減りますよ。あと、何度も言うけどルール聞かないで死んでも知らないからね。黙っててね」 勿論オフィス内は鎮まりかえっている。
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