4098人が本棚に入れています
本棚に追加
午後1時10分
「はて、部長はNo.0なのか1なのか分からなかったなぁ……」
悲鳴。そして同時、遮るように出てきた悪魔のアナウンス。
「ウマレタネコレデヤットハジマル」
『生まれたね、これでやっと、始まる』
殺人鬼の、誕生。
「なあなあオジサン……このゲームって鬼ごっこ? それとも殺人鬼、ごっこ?」
直哉は別の人間にゆっくりと歩み寄り尋ねた。決して早足で向かい来る訳でもない、なのにその近付かれる人間は一切動くことが出来なかった。
「う……え!?」
なにも分からず呆然と口を開く男に直哉は
「舌足らずは舌要らずってこと?」
口の中にドリルを突っ込み
回した。
「んん゛ん゛ん゛んんん゛ぐぐぐん゛ん゛んん」
「あ。どっちでもいっか」
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
悲鳴。
最初のコメントを投稿しよう!