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6階
食堂
先程の直哉による惨劇を目の当たりにし、蜘蛛の子のよう散った内の三人がここ食堂へと辿り着き身を潜めようとしていた。
「ひ……人殺しだぁ!!」
「黒間君に……あんな一面があったなんて……」
「どうする? 俺らみんな殺られるだけだぞ……」
三人の男性が小声で話している。尋常じゃない汗が彼らの汗腺をこじ開ける。一人は体を丸め込み、亀のようにその身体を小さくして怯え、一人はブツブツと独り言を紡ぎながら先の恐怖を反芻していた。そしてもう一人はそんな二人を見ながらただただ顔を青く染めるばかりであった。
敢えて特徴を挙げるとするのなら、一番の彼は誰よりも小心者。二番目の男は底の厚いレンズを用いたメガネを掛けている。独り言は止まることを知らない。最後の男は、普通であることが特徴であるような、そんな男。押し並べて外見的に人目を引くような物もなければゾッとするような手癖の持ち主でもない。
そんな三人が、食堂で次の展望を考えるでもなくただただ身を寄せ合っていた。
熱田小吾朗(アツタ コゴロウ)
プリミングNo.0
三宅秀昭(ミヤケ ヒデアキ)
プリミングNo.0
椿一真(ツバキ イッシン)
プリミングNo.0
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