勝負!

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──第一闘技場── ミヤ「ルールは?」 サン「使い魔の使役禁止」 ミヤ「そうか」 サン「さぁ、始めましょ!?」 シヤとサンディーナは、両端に立ち睨み合った そして、サンディーナの合図と共に シヤ「【“ウォーターホイッパー”】」 水の上級魔法をシヤが放ち、終わった。 ミヤ「お姉ちゃんの勝ち、だな」 ミヤは、冷笑を浮かべた カリンとミヤは、サンディーナに近付き カリ「貴女に聞きたいのですが 貴女にとって国民とは、どういう存在ですか?」 サン「国民? あぁ、愚民の事 決まってるじゃない! 唯のゴミクズよ 私達にお金をあげるだけの存在 使われるだけの存在よ! あんなゴミクズは、そこら辺でのたれ死ねば良いわ!!」 と、高笑いをしながら言った とても、醜く見えた カリン達の中で何かが切れる音がした ミヤ「ざけんな 国民が、ゴミクズ? そんな訳ねぇよ」 カリ「国民があってこその貴族・皇族 国民がいるからこそ、国家として成り立っている 国民がいるからこそ、貴族と皇族は生活が出来る」 アヤ「そんな事も解らないなんて 国民が居なかったら国家は出来ないし、皇族と貴族は生活が出来ない 国民がいるからこその貴族と貴族 皇族と貴族の存在意義は、国民を守ること」 ミヤ「んな事も、解んないお前はバカだな 救い様も無いバカだ いや、クズ、と言った方が良いな 国民達よりも、お前の一族の方がクズだな お前の一族よりも、国民の方が聡明だよ」 と、吐き捨てた サン「私がクズですって!?」 蓮「【“ナイトメア”】」 喚くサンディーナに蓮夜が、魔法をかけた その魔法は、相手に悪夢を見せる 闇属性ならではの魔法だ 蓮「帰るぞ、馬鹿馬鹿しい」 そう言って、カレンと蓮夜は歩き出した カリン達も、魘されているサンディーナを冷たく見下ろした後、カレン達を追い掛けた
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