736人が本棚に入れています
本棚に追加
雪那は、零真を見て「あぁ」と納得した
セツ「コイツは、冬苳零真
冬苳家の長子だ」
ユキ「冬苳?」
セツ「聞いた事無いのか?」
零真は、頭を軽く下げた
ユキもフレアも、冬苳という一族を知らないみたいだ
それを見ていたカレンが、納得したように
カレ「ユキとフレアが、知らなくても当然だ。
紅蓮と紅炎も、知らないし
もとい、カリン達が知らない位だしな…………“冬苳一族”は」
フレ「カレンは、知ってるの?」
カレ「あぁ、まぁな
冬苳一族……冬を司り水系等を取り仕切る一族で、その名の表す通り“冬”という特殊能力を宿している一族だ
そして、総本家の長男は“言霊”を自在に操り“精神操作”を行える」
クエ「…………凄い一族だな」
カレ「あぁ、だが…もう、ユキとフレア、天空{テンウ}、流河{ナガガワ}、吹雪、狭間{ハザマ}と同じ幻の一族……冬神一族」
ユキ「冬神?
冬苳ではなく?」
グレ「冬苳は、表名だろ」
カレンは、目を伏せなから紅蓮達に説明をした
ユキ「で、なんで雪那が彼の事を知っているんだ?」
セツ「それは、言えねぇ
零真との、契約だから」
グレ「そうか」
バツの悪そうな顔をして、顔をそらした雪那
そんな雪那を見て、ユキとフレアは深く聞くのを止めた
クエ《雪那にバレたな》
カレ《元々、雪那にバレるのは時間の問題だった。
彼奴は、勘が鋭いからな》
グレ《そうか……しかし、よく冬神一族を連れて来たな》
カレ《あぁ
それもそうだが…まさか、時の巫女の実子だったとは》
グレ《予想外、か?》
カレ《あぁ、》
カレン達は、念話をしていた
最初のコメントを投稿しよう!