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─隣室─ コンコン、ガチャ 出てきたのは、天城蓮夜 ミヤ「なんだって顔だな」 アヤ「挨拶しに来ただけだよ」 そう言うと、蓮夜は身体を横にした。 カリ「入っていいって事?」 頷く蓮夜 ─蓮夜のリビング─ 蓮「どうしてお前逹は、俺の考えている事が、解るんだ」 ミヤ「簡単だ。お姉ちゃんとお兄ちゃんと同じだからな」 カリ「顔は、変化がないけど…無表情だけど、瞳は違う」 アヤ「瞳は、言ってるから。だから、解る」 ミヤ逹が、理由を言った シヤ「……成る程」 蓮夜は、驚いた。 シヤの声を初めて聞いたからだ。 勿論、カリン逹も驚いた。シヤの声は、か細い声 ミヤの声は、ハンスキー アヤの声は、高い声 カリンの声は、声変わりしたばかりの声 4人の声は、本来の声ではない ミヤ「珍しいな、お姉ちゃんが声を出すなんて」 シヤ「だって、蓮夜は人を信じない瞳。 私とカレンと同じ瞳だから」 蓮夜は驚いて、目を見開いた。 何故なら、今日会ったばかりのカレン逹に、見透かされていたからだ。 蓮「ロークカリ「カリンで、良いよ。2人もいるからね。ミヤ逹も」解ったって…… 教室と全く口調が違うな」 カリ「あぁ、信用したからよ」 蓮「カレンは、話さないのか?」 カリ「待ってね」 カレンと瞳で、会話をする カリ「もう少し待ってほしいって」 蓮「わかった」 蓮夜は、カレンの頼みを了承した シヤ「そろそろ、帰る」 カリ「そうね」 カレン逹が、帰っていた後蓮夜は、夜空を見ながら 蓮「初めてだな。 人を信じるのは」 呟いた。 その声は、とても穏やかで優しい声 顔は、笑顔だ……とっても優しい笑顔
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