赤眼暴力狂乱委員長と天才淡冷眼鏡少女

6/12

12244人が本棚に入れています
本棚に追加
/576ページ
「照れちゃって、かすみんも可愛いよね~」 「まぁ、あれでおしとやかだったらな…」 そんなコトを喋りながら他の男子と同じく、モデルの様に締まった腰に目が移ってしまう。 あんなにSっ気の強いやつだが、たまーに恥じらいのある可愛い仕草も覗かせる、いわゆるギャップ萌えというやつだろうか。 そんな一面も「何ノロノロ歩いてんのよ薄ノロ!!さっさと歩く!!」 …………前言撤回。全然可愛げな一面なんてありゃしねぇ。 「へいへい。ほら、愛華。お嬢様が早くしろだとよ」 「あんたにだけ言ってんのよ!!」 「なぜ!?」 ホントに、なんでこんな人使いの荒い奴に人気が出るのか不思議で仕方ない。 あぁ、きっとMな奴らにとって、香須美のSな一面はたまらなくそそられるからに違いない。 結構胸も大きいしな…… 「いっちー……。今イヤラシイこと考えてたでしょ…」 「さぁー早く行こー!!」 くわばらくわばら。 愛華のジト目を避けて香須美の後を速歩きで追う。
/576ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12244人が本棚に入れています
本棚に追加