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「天華ちゃんは…」
「天華はみんなからは『てんちゃん』って呼ばれてるんだよ♪だからお兄ちゃんもてんちゃんって呼んでくれると天華は嬉しいかも♪」
「オーケーオーケー。てんちゃんは何才なんだ?」
スーパー袋を持って、なおかつ天華ちゃん改め、てんちゃんをおんぶしながら紅川家の玄関に向かう。
「天華は7才のピカピカ1年生だよ♪」
後ろから首に腕を回して、ギュッとしがみつくてんちゃん。
コッテリ幼女じゃないか……。
愛華も幼女属性を持っているが、こちらは本物だ。
愛華の立場危うし、かな……。
「おじゃましまーす」
「あらあら♪かずちゃんおかえりなさい♪おつかいありがとう♪」
紅川宅におじゃまするなり、美華さんがパタパタと奥から駆けてくる。相変わらずの若々しい容姿は寒くなっても変わらず。
「美華ママ♪久しぶりっ♪」
「てんちゃんこんにちは♪ちょっと見ないウチに大きくなったわね~♪」
俺から降りて、今度は美華さんに飛び付くてんちゃん。
こうして見ると、どうしても17才の若ママにしか見えない。
スーパー袋を持って紅川家のリビングに向かう
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