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「じゃあさっそくだが、みんなは今から体育館で、各団毎に分かれてミーティングがあるから向かうように!それじゃあまた会おう!」
言うことだけを言って、笑い声高らかに教室を出ていくアズマックス。
かくして俺達は、ミーティングが行われる体育館に移動した。
その間、やはり各々団が違うからか、いつもは仲の良い友達に対する、敵対心めいた険悪な空気がクラスを包む。
「殺す殺す殺す殺す殺す」
「か、香須美?」
「あぁ!?敵はあっち行ってなさいよ!」
少し気の張りすぎなやつもいれば……
「ねぇ~玲那ぁ~。私と団交代しようよぉ~」
「ダメ」
「ぶ~~」
気の抜けすぎなヤツもいる。
「しかし、一紀さん達はラッキーですよ」
「何が?」
このイケメンは普通のようだが。まぁそんなに気の張るコトじゃないとはわかってるんだけどね。
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