97人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
君は言った。
『どうして死ななきゃいけないの?』
手紙の内容は、茜の愛の証だったよね。
君が思っていた事を、最後の最後に……
僕に伝えてくれた。
僕はどうだろう?
果たして茜に、何かをしてあげられただろうか。
果たして茜に、愛は伝わっただろうか。
果たして茜は……
幸せだっただろうか……
あの日から毎朝、朝日を見るようになった僕。
茜を隣に感じながら、奇跡を目の当たりにしたあの日からずっと……
忘れたくなくて……
忘れられなくて……
胸が……苦しくて仕方ないんだ……
最初のコメントを投稿しよう!