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「お前はいらない」
邪魔だし。
「だって……」
「他に報酬が無いってか?」
「……うん」
少女が頷く。
ニット帽の中にネコミミが入っているかのような帽子を被っている。
黒と赤が多い、パンクな服装だな。
「はぁ……それに基本俺は前払い派なんだ。ずっと着いてこれるのか?」
「………………」
「無理なことは辞めとけ」
それに、少女が背負うことでは無い。
それは年の取った人間がすることなんだ。
「だから――
「それでも!……それでも私は、いいから……何でもするから……っ!」
「――――――」
さすがに驚いた。
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