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この世界はセフィラと呼ばれています。
セフィラには十の国があり、それぞれに神と名が授けられました。
水の神と、ケテル。
風の神と、コクマー。
地の神と、ビナー。
木の神と、ケセド。
鋼の神と、ゲブラー。
光の神と、ティファレト。
雷の神と、ネツァク。
氷の神と、ホド。
闇の神と、イェソド。
炎の神と、マルクト。
全ての国には意味を持ち、生まれてくる者達にもその意味と神の属性を授けられる。
魔法。
それは神から授けられた末端の力。
そして時が経って行き、神は形骸化して行った。
だからこそ神は、姿を変えました。
最強の魔法となって……。
だけど、その余りに大きい力は、適合者でも無ければ人に扱えるものではありませんでした。
故に世界は神を恐れ、崇めると言いながら隔離しました。
禁呪と呼ばれることになったのは、隔離後のことです。
……禁呪は、神と同一の存在、神そのものなのです。
神に隔離が通じるはずも無く、禁呪は適合者に引かれ、今も神は人の中に居ます。
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