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『私ね、淳の事が誰よりも好きなの…だから好きなようにして?』 『…春樹』 『んっ…じゅ、ん……ふぁっ』 『俺もっ、お前の事がs「淳くーん、起きて下さいっ!」 「ぐはっ!!」 俺は腹に衝撃を受けて飛び起きた なんなんだこの兄は 新年早々に弟を滅する気かっ てかくそ、せっかくおいしい夢を見てたというのにっ、邪魔された! 「淳くん、淳くん」 「…」 「わ、今日の淳くんの寝起きってなんか…あ、もしかしていけない夢でも見てたりして…?」 何も言い返せない…! てかまだR指定ギリギリのとこまで見てないから別にいけない夢じゃないような気が… 「…じゃなくて!」 「あはは、なんか独りで突っ込みしてるー!」 「あ、春樹ちゃんってばリビングで待っててって言ったのにー」 「てかおい、いつの間に家の中にいるんだよ」 「さっき来たばっかだよ?」 「でも1時間前は家の前で雪だるま作ってたよね、春樹ちゃん」 「実はもう1つ作ったんだよ!」 「いや、お前はまた人の家の前で…」 はぁ…昨日は兄貴が家にいるから余計に疲れる、しかも1時間前から外にいるって気づいてたなら早く家ん中入れろよ! 風邪引いちまうだろっ 「じゃあ僕は先に下に行ってるけど…淳くん、早く着替えてね」 「おー」 「あ、さっきの夢の続き、しちゃ駄目だからね?じゃあねー」 「は!?」 「続き?淳ってば何してたの?」 いきなりなんだ、この兄貴は! 笑顔で爆弾発言したとおもったらさっさと下に降りるし! しかもさっきまで見てた夢の内容を知ってるだと?! 春樹は春樹でなんか興味持ってるし… 「じゅーん!さっきの続きって何?」 おいっ、夢が抜けてる! どんなに教えろと迫られても春樹にだけは言えない… 「あ、そっか…」 「…あ?」 「今日は姫始めの日だからその準備してたんだ!」 「はぁ!?」 「いやぁメンゴメンゴ!それなら早めに邪魔者は退散しなきゃっ」
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