―始まり A―

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周りは熱い溶岩で囲まれ、体力が奪われる 普通の人間であれば、ほとんど近付くことのない場所だ だが、彼らはそこを歩いている 女A「あつい~」 この背が小さめ女、涼しげな白い格好をしているが、肌が所々露出しているのでここでは熱そうだ 男A「我慢しろ、あとで撫でてやるから」 この男は深い蒼の鎧を着ている。そしてへルムの隙間からは銀色の髪が見える 男B「本当、君の前じゃ猫みたいだな」 少し緩めのこの中では一度背の高いこの男は、紫色の刃が飛び出たような鎧を着ている 女B「あははは…」 そして最後の苦笑いしか出来ていない女は、赤っぽく独特な質感の鎧を着ている そして、それぞれの後ろに背負うものは 身の丈に近い長さの『太刀』 高威力で重量級の『ハンマー』 大砲と槍を一つにし、巨大な盾を片手に持つ『ガンランス』 遠くから矢を放つ『弓』 彼らは、狩人と呼ばれる職業の人間だ この日も生活のために、獲物を探してここまでやってきた  
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