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戻りの道中に違和感がした
辺りを見回しても岩がある、と言うだけでなんの変哲(へんてつ)も無い
ただ、初めてこの場所に来た、という人間であればの話だが
女B「あれ、じゃない?」
男B「そうだねぇ」
女A「…すぐに終わらせる」
一応、確認を皆でするとパーティのリーダーが指示をだす
男A「まずは三方を囲んでから弓で強襲、次に竜撃砲で出鼻を挫け」
女B「はい!」
男B「はいよっ…と」
弓をその場で取り出すと、皆は岩(違和)の周りを囲む
このへんは指示がなくとも、弓矢や砲の射線上には誰もいない
矢を掴み弓を引く
盾と槍を構える
背中の太刀を抜く
超重量の鎚を構える
引かれた弓の弦から矢が一直線に飛ぶ
時を同じく、槍から火を吹きはじめる
矢が刺さり"それ"が姿を現すと、横で何かが爆ぜる!
ドオォーーン!
不意の竜撃砲の発射で、それはバランスを崩し倒れる
そこから今回の『狩り』が始まった
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