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次の子は美弥と言う名前らしい。
特徴は…黒髪でロング。多分腰くらいまであるだろう。
そして常に眠そうな目をしている。まあ、常にと言ってもまだ会ったばっかりだが。
そして身長が低い。多分…140はない。
多分だが小学…いや、今度は騙されないぞ。ただ単に幼く見えるだけで、高校生なんだろう。
「美弥ちゃんはいくつ?そして身長は何センチ?」
「…みや…呼んで……10しゃ…さい……135センチ!」
私噛んでませんよと言うようにサラリと言い直し、続けた。
135センチ!のところで右で3本、左で5本の指を立てるところが可愛い。
それじゃあ35センチだよ、とツッコミを入れるか悩んでいると、愛さんが隣でそっと人差し指を立てた。
なんという優しさ…
「美弥ちゃんはまだ小学生なんだ。」
「ん……だから今日から……優はみやの兄(にぃ)……」
そう言いながら抱きついてきた。
「のわぁ!いきなり何をする!」
抱きつかれた反動で後ろに倒れて頭を打ちそうになったが、腹筋を十二分に使って最悪の事態は回避することができた。
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