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「…ふぇ……ごめんなさい……お願いだから……嫌いにならないで…」
突然体から離れたと思ったらいきなり泣き出した。
いや、ただビックリしただけなんだけど。
いきなりどうしたんだ?
そうこうしていると愛さんが動き出した。
「あら~。またアレのスイッチが入っちゃったのね~。美弥、おいで~。」
すると愛さんのに泣きつく美弥。
そして愛さんは先程と変わらない間延びした声で、大丈夫だよと言いながら美弥の頭を撫でる。
「アレってなんですか?」
気になったことはつい口に出してしまう俺。
「あ~。それはね~」
「愛さんゆっくり過ぎてイライラするから僕が教えてあげるね!」
膝にうずくまる美弥を撫でながら愛さんが話そうとしたときに、毒を吐きながら入ってきたのは、あらビックリ、沙耶だ。
キャラが早くも崩壊した決定的瞬間だ。
まあ、正直さっさと聞きたかったから好都合だが。
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