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詳しく事情を聞くために家の中に4人を入れ、比較的片付いている部屋に通すことにした。
テーブルの回りに座布団を人数分敷き、お茶とお茶菓子を出した。
「粗茶ですが…」
俺はよくドラマとかで使われる言葉を言ってみた。
実は一度でも良いから言ってみたかったんだよなーこの言葉。
「まあまあ。お気遣いなく~。」
3人の保護者と思われる女性が、おしとやかと言うか何と言うか…まあふんわりとした雰囲気で言った。
見た目は凄くお嬢様っぽい。
髪は金髪ロングで少しウェーブがかかっていて、右肩から前に流すような感じの髪型だ。うなじがとても色っぽい。
顔は…少したれ目、口も小さく、全体的に整っていて、とても美人だ。
そして何と言っても…でかい。
あそこには夢と希望が詰まっているだろう。ぽよんぽよんと。
他に特徴が有るとしたらしゃべり方と行動だ。
この人は何をするにもゆっくりしている。
あまりのゆっくりさに、この人の所だけ時の流れ方が違うんじゃないかと思ってしまう。
「ふん…粗茶じゃなくてもっといいの出しなさいよ。まあ、仕方ないから飲んであげるけど。」
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