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『チッ…またパチンコ負けちまったよ…』
俺の名前は桐谷圭介。21歳になったばかりなのに仕事にも就かず毎日ブラブラした生活を送っている。1ヶ月に1回だけ親からお金が届くから何とか生活はやっていけてるけどパチンコでほとんど使い果たしてしまう…こんな最悪の人生の中で俺は1人の女性と出逢い人生が変わっていく…
『あ~財布の中もう小銭しかないし…母さんに頼んで前借りしてもらおっと…え~と携帯~携帯~♪』
ルルルルルルルル…ルルルルルル…ガチャ
『はい?』
『あっ!母さん?悪いんだけどさ~もう金なくて…来月分のお金さ~前借りしてくんない?』
『そんなことよりあんた仕事は見つけたの?心配してるのよ!』
『うっせ~な~!!仕事はその内見つけるから心配すんなよ!とにかくさ~お金頼むよ?』
『その内その内って全然見つけないじゃない!もういい加減にしないとお金送らないわよ?』
『はぁ~??お願いだから送ってくれよ!早く仕事見つけてお金貯まったらちゃんと返すからさ~』
『分かったわよ!!その代わり早く仕事見つけなさいよ!仕事見つけなかったらいい加減お金送らないからね!』
『うっせ~な~!!』
ブチッ…プープープー
俺は毎回親に電話すると必ずケンカになってしまう…自分でも情けないとは思っているがどうしても親を頼ってしまう…
電話が終わった後、俺はパチンコ屋を出た。
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