新撰へたれ見聞録

下山美緒の憂鬱

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「――――下山、もう服装はそれで良いから明日もちゃんと来いよ。こちらとしても早くお前をつまみ出したい」

本音落としましたよこいつｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

あたしだってお前の頭のミステリーサークルもう見たかねえよｗｗｗｗｗｗ居たたまれねえよｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

なんとか補習を終えて担任からため息をつかれ、普段使わない神経を酷使したあたしはなんだかひどく頭が痛かった。

もともと学校の空気が嫌いなのだ。中学ではさして気にならなかったものが、本能に目覚めてからは急にひどく苦しいものに思える。

ダメだ。
今日は萌えが足りぬ。

ふらふらと覚束無い足取りながらも、早く帰りたくて、校門から飛び出し―――――――――

――――――どうやらあたしははねられたようです。

クラクションが耳をつんざいた時――――――あたしは意識を手放した。