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パチンコをしながら、チチくんと「いま当たりがついて陣痛がきたら困るねぇ」なんて言っていたら…
ホントにきた！
（いや、当たりでなく、陣痛が。）
なんか痛い。う〇こかも。なんて話していると、２０分置きに痛みが来る。
病院に連絡すると、１０分おきになったら来て下さいとのこと。
あわてて入院準備をする。
チチくんはウキウキしている。
その顔をみると、なんかイライラしてきた。
とにかく病院にいこう、と車に乗った。
病院についたが、なかなか陣痛が強くならなかった。
子宮口も一センチしか開かない。
軽い陣痛の波が続き、痛みが増してくる。
ヘラヘラとするチチの顔をみると腹が立ったので、家に戻ってもらった。
陣痛が来て二日目、子宮口を開かせる点滴薬や、股に入れるふにゃふにゃのストローの束のようなもの。
いろいろ試したがなかなか開かない。
あまりの痛みにナースコールを連打した。
早く産みたい〰早く出して〰痛い〰死ぬ〰
何度も看護師に訴えたが、子宮口が開かないとどうしようもないと言われ続ける。
窓から飛び降りたいくらいだった。痛さのあまり、頭痛もして、吐いた。
丸二日陣痛と戦い、やっと陣痛室へ行けることとなった。発狂するほどの痛み、苦しみに剃毛の恥ずかしさなど無かった。
ナースコールを高橋名人なみに連打した私を看護師はきっとうんざりして見ていただろう。
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