セントラル魔法学園

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始業式を終えて再び教室へ ジン「はーい、注目。早速測定を始めるぞ」 ジン先生が呼ぶ順に測定していく 学園の生徒ならば大体平均が五千ほど ギルの番 ジン「前回は一万五千か、この休みにどれだけ上げられたかな?」 ピピピッ ジン「二万!すごいな」 ギルはガッツポーズして帰ってきた ライ「すごいじゃないか、良かったな」 ギル「おう!お前も上がってるといいな」 設定値は変えてないので上がる訳がない しかし、そんなこと言えないので軽く笑って返した リア 「一万七千!」 サリア 「一万五千!」 二人もとても高い値だ ジン「最後か、…前回千!?」 ジンの驚き様にクラスの生徒がクスクス笑いだす ライは気にせず測定する ピピピッ ライ「今回も千」 俺は変わらない値に満足していたがジン先生は驚く ジン「変わらないだと!?あり得ない、成長期なんだ!まったく魔力が増えてないなんて」 まずった…、そんなこと考えもしなかったのだ。 「やっぱり落ちこぼれだな一も魔力が上がってないなんて」 クラスの生徒が言った ナイス!そういうことだとしてしまおう 内心ほっとしていたが、顔には出さない。 席に戻るとギルが今にも飛び掛かりそうな犬のように唸っていた ライ「ギル、唸るな」 そう言うと眉間に皺を寄せているが唸るのはやめた ジン「まぁいいや、明日は属性をみるぞ、解散」 それだけ言ってジン先生は出ていってしまった。 ライ「帰るか…」
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