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一枚の紙を見ながら彼は目的の人物を探していた
その人物がいるだろう教室を覗く
彼──ジンが探していたのはルクス・ナイトウェル
兄であるカインはこの学園の五年に在籍していた
ジンはルクスを観察する
ジン(髪も目の色も違う、顔も似てない…ライの方が綺麗だな)
兄のカインもライには似ていなかった
ジン(しかし…魔力は似ているか、あのKYが気付くのも頷ける)
暢気に笑っているのを見ると、彼女は悪く無いのだが、イライラする
ジン(これでライのことを落ちこぼれと言っていたならキレたかな…実力ばらしたライに感謝)
ジンは二年Dクラスに入っていく
ジン「ルクス・ナイトウェルか?」
ジンに気付き、ルクスはジンを見る
ルクス「はい、そうですが…何かご用ですか?先生」
ジン「いや、これを渡すように頼まれただけだ」
ジンは手に持っていた封筒を渡す
ジン「兄貴の方にも来ていたから確かめてみな」
封筒には送り主は書いていなかった
ルクス「何方からかわかりますか?」
ジン「……………グレイ・ナイトウェル……」
小さく告げて、転移した
そして………顔面蒼白のルクスが兄の元に走った
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