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退いて行く魔物を見ていると頭に直接声が聞こえた
『我は魔族を統べる者、儚い命しか持たないお前達に敬意を示そう。この戦いは下級のものの出過ぎた行為とはいえ我の管理不行き届きである、よって我の魔王としての任期、後四年は人間への戦争は起こさないことを約束しよう』
声は言いたいことだけ言って消えた
ライ「魔王って任期があるんだ…」
突然のことにどうでもいいことを突っ込んでしまった
炎帝「今のが本当だといいがな」
雷帝「それより、もうくたくた。何であの子はあんなに元気なんだ?」
二人とも、いや、ライを除く全員が魔力切れで立っていられなかった
ライ「とりあえず、ギルド本部まで転移するね」
こうして三日かけた戦いは後に人魔大戦争と言われて、金華月と共に戦い、勝利に導いた少年は伝説となった、しかし少年について詳しく語られることはなく、ただ「銀雷の黒帝」という二つ名だけが広まった。
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