着火

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私たちは映画館に入り、某スパイ映画を見ることに。 しかしいつも思うけどボ○ド女抱きすぎ。 もしも私があんな男になったら佳奈を毎日毎日………って! そこは自重しろ私!! 気を落ち着ける為に真希に氷ぶちまけてやった。 「どんだけ~」 古いな。 それより佳奈が静かだけどどうしたんだろ? 私は隣に座る佳奈を見る。 佳奈は小さな寝息をたてて寝ていた。 か…………っ! かかかかか、きゃわうぃぃぃぃぃぃ!! なんて可愛い寝顔なのだろう!! これはもう国宝…………いや、それ以上の価値に認定すべきだ!! 私は佳奈の頬にゆっくり自分の人差し指を近づける。 そして私は佳奈の頬をツンツンする事に。 プニッ………プニプニッ… 「ぅんっ? ……………ん…んん………」 お、お、おおおおお…………… ヤバいどころじゃない、殺人的癒しだ…。 いや、ほっぺツンツンよりチャンスだ。 今なら佳奈の唇を奪える!! ヤバいヤバいヤバいヤバい!! そう考えたら心臓が破裂するぐらいバクバクいいだした!! 深呼吸! 深呼吸をして!! したら落ち着いて真希にポップコーンをぶつけてー。 「鏡花、いきます………!」 ゆっくり………そうゆっくりと……落ち着いて…。 ゆっくりと私の唇を彼女の唇へ…………。 「むにゃ…………はぁうぅ… 映画……終わった~?」 最悪のタイミングだ。 ほっぺツンツンがいけなかったのか……。 とりあえずその場は顔になんかついていたという事でごまかせた。  
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