一章

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「ここが…ユートピア帝国…サントラスト」 俺が今いるこの街は、ユートピア帝国:サントラスト。 話には聞いてたけど…すげぇ… そこは大勢の人が行き交い、活気の溢れた賑やかな街。 「お兄さん、旅のお方?」 ぽ~っとしながら街を見渡していると、後ろから声をかけられ驚いて振り向くと、そこには俺と同じくらいの年頃の女の子が笑顔で立っていた。 「そうだよ」 「どこから来たの?」 「…西から」 俺が答えると、女の子は人懐っこいような笑顔で聞いてきて、俺はそれに少し迷いながらも曖昧に答えた。 ドン 「ってぇ!…ぁあ!!!」 女の子と話していると、いきなり誰かにぶつかられ振り返ると、持っていたはずの荷物を取られ、もしやと思い女の子を見ると、既に居らず。 しまった…!!!アイツらグルかよ!!! でもまぁ、盗られて困るものは… …… ………… ……………… ある!!!大いにあるぞ!!!? 俺は急いで荷物を盗っていった男を追いかけた。  
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