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「ここが…ユートピア帝国…サントラスト」
俺が今いるこの街は、ユートピア帝国:サントラスト。
話には聞いてたけど…すげぇ…
そこは大勢の人が行き交い、活気の溢れた賑やかな街。
「お兄さん、旅のお方?」
ぽ~っとしながら街を見渡していると、後ろから声をかけられ驚いて振り向くと、そこには俺と同じくらいの年頃の女の子が笑顔で立っていた。
「そうだよ」
「どこから来たの?」
「…西から」
俺が答えると、女の子は人懐っこいような笑顔で聞いてきて、俺はそれに少し迷いながらも曖昧に答えた。
ドン
「ってぇ!…ぁあ!!!」
女の子と話していると、いきなり誰かにぶつかられ振り返ると、持っていたはずの荷物を取られ、もしやと思い女の子を見ると、既に居らず。
しまった…!!!アイツらグルかよ!!!
でもまぁ、盗られて困るものは…
……
…………
………………
ある!!!大いにあるぞ!!!?
俺は急いで荷物を盗っていった男を追いかけた。
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