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「……私だって離れたくないです。けど……もう会えなくなる訳じゃないですし、毎日連絡だって取り合えます」
優里の言葉に、勇斗の脳裏に、とあるシーンがフラッシュバックされた。
『ありがとう……桐島くん』
一年前の、明菜と別れた時の――勇斗が聞いた、最後の明菜の言葉。
(……そうだよな。明菜とは、もう連絡も取れないし……会うことも出来ないんだよな)
「……優里は強いな」
「勇斗さんが弱いだけです」
「うわ、ひっでぇ!」
「あはははっ、冗談ですよ!」
「ミニスカサンタさんにはお仕置きが必要だそーでーす」
勇斗の卑猥な舌使いが、
後ろから優里の首筋に襲い掛かった。
「ひゃあ……ダメ……」
「うっせ。
エロい格好してるお前が悪いんだよ」
「ああ――…」
勇斗と優里は、
クリスマスでもやはりこうなってしまうようです。
(心はきっとずっと……繋がっていますから)
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