24歳の大学生の日常的煩悶③~日常の一部としてのバイト先~

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僕は、そんなことを日常的に煩悶しながら生活している。 空から見つめてみると、大学とバイトと、時折だけど就職活動のために都心へ出たり、地元へ帰ったりするだけにしか見えない。 どれもおざなりで、しかも、おざなりで駄目なのだと分かっている。 フラストレーション。外的要因と内的要因の不一致。 僕は、そんな風に日常的煩悶を抱えながら、大学からバイトへとそのまま向かった。 僕のバイト先は、三鷹南口の通りのマクドナルドの上にある。立地条件は良いと思う。 でも、売り上げは良くない。 それには、おあつらえ向きの様々な要素という言葉が借用出来る。 まず第一に、立地条件が良いのに、入口が大通りに面してないのだ。 マクドナルドから二階に上がるための階段が通りに面してないない。 まず、一見さんは入ってこない。 第二に、味は悪くないが、他の居酒屋とは安さで一段も二段も劣る。 そして、人はそんなにチェーンの居酒屋で飲むときに料理の質を気にしない。 要するに、ニーズに合っていない。
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