二章

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此処は幕末の江戸、今、一人の少年が一人で剣の稽古をして居た。 少年の名は沖田惣次郎、後の新撰組一番隊隊長沖田総司である。 彼は幼い頃、両親を亡くし姉二人で生きて来た。 例え親代わりの姉達に愛情を注がれ生きて来て居たが彼の心の隙間が埋まる事は無かった。 そんな日が続き、彼は心の拠り所を剣道に注ぎ込んで居た。 彼は見事に才能を発揮し武衛館の指南役にまで登りつめた。ある日。 彼の10歳の誕生日。彼は両親の命日が近い為、 江戸にある両親の墓参りをした帰り道になにやら赤子の泣き声が聞こえた為辺りを散策した。
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