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「ふふっ。よかったわね、クラウド。おめでとう!」
「えー!クラウド行っちゃうの?」
「ここにはまた来るんだよな?」
ティファ、マリン、デンゼルも各々の気持ちを口にする。
クラウドに至ってはこの急展開に付いて行けずに、目を白黒させていたが。
「で、クラウド。返事はもらえるのかな?と」
「レノ…」
いつの間にか椅子から立ち上がり、レノはクラウドの隣に立っていた。
そんなレノを見て、クラウドはティファを振り返る。
ティファはクラウドの物言いたげな瞳を見て気づいた。彼が一体何を気にしているのか。何を言いたいのか。
「私たちは大丈夫よ。これからも上手くやっていけるわ。そうね…たまには二人で顔を出しに来てくれるっていうのが条件、かな?」
いたずらっ子のような笑みを浮かべながらティファは優しくそう言った。
「ティファ…ありがとう」
「どういたしまして。絶対幸せになってね、クラウド」
静かにクラウドは頷いた。
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