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「クラウド、結婚してくれないか?」
改めて真剣に問うレノが嬉しくて何度も何度も頷くと、クラウドは自分からレノに抱きついた。
「うぉっ?!珍しいな、クラウドからなんて」
「悪いか?」
「いーや、嬉しいぞ、と」
そう言ってレノはクラウドを抱き締めた。
「俺なんかで、ホントにいいのか?」
「クラウドだからいいんだぞ、と」
そしてレノはクラウドを離すと指輪を受け取り、クラウドの左手を取った。レノが何をするつもりなのかを察したクラウドは軽く頬を赤くしながらも何も言わなかった。
レノはクラウドの左手の手袋を外すと薬指に指輪をはめ、そのまま指輪にキスを落とした。
「俺は誓う。絶対にお前を幸せにする」
その言葉にクラウドの瞳は潤む。ずっとそれは欲しかった言葉であった。
「俺も、誓う。レノとなら、どこへでも行く…」
そんな愛しい恋人に、レノはそっと触れるだけの軽い口付けを落とした。
「ひ、人前で……!」
「不言実行は俺のモットーだぞ、と」
赤く染まったクラウドを見ていたずらっぽくレノは笑う。
「でも、言ったことは有言実行だぞ、と」
そう言われて、クラウドは赤い顔のままレノに笑いかけた。
「Marry, Christmas、クラウド」
「Marry, Christmas、レノ」
そして数日後、二人は華やかな式を挙げた。
勿論レノが新郎、クラウドが新婦で。
とても二人は幸せそうに笑っていたと、彼らの仲間たちは嬉しそうに語っていた。
End
あとがき
クリスマス小説、どうでしたか?
完成した後に自分で読んで、本当にこれは甘いのかと不安になりました(汗)
やっぱりレノクラが一番好きですね
というか、クラウドとタークスが絡んでるのが基本好きなんで、ちょくちょく絡むと思われます(笑)
それでは、読んでいただきありがとうございました(深々)
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