審炎の輝き-二人の意志-

影の歴史書「黒い聖戦」開戦

……全ての発端は神々の被造物である"生き物"にあった。
神々の「子」という気紛れで出来た被造物であり、世代交代で絶えず変化するその果てとは何か、という好奇心により、我々影から生まれたモノである。

しかし「子」は予想を遥かに越える速さで成長し、本来起こる筈の無い「変異」をし、別の生き物に変わってしまった。

その上…あろうことか我等影と神々しか使えない力「魔力」を覚えだしたのである。

自らをヒトと名乗り。様々な被造物に名を与え、文化や歴史を刻み始めた。

神々は"生き物"を恐れた。自らより速く成長する生き物を全滅させる為に「審炎の鍵」を建造する事に決めた。

しかし…我等影は速過ぎる被造物の「変異」と成長の原因に強く興味を引かれた。

我々は計画を強行する神々と対立し戦を始めた。
ヒトの言う「黒い聖戦」が幕を開けたのだ。