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玲子のセンスに感謝しつつ、恵は暫くの間、アバターを眺めていた。
楽しい、と素直に感じていた。
元々ファッションには興味がある。
例えそれが二次元の世界だとしても、自分の好きなようにコーディネートしてゆくのは楽しいものだ。
もっとも今着用しているのは、玲子から貰ったものだが。
さて、と恵は思う。
かなりの変貌を遂げたアバターだが、まだ足りないものはたくさんある。
若いのか、年老いているのか、わからないような顔だし、背景だってグレーのままだ。
玲子のアバターのように、アクセサリーだって身に付けたい。
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