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そのお金を使って、恵は夢中で買い物を楽しんだ。
金額は限られているので、欲しいものをホイホイと買うわけにはいかない。
サイト上のショップを回り、じっくりと吟味した。
時刻は午前零時を回ろうとしていた。
相変わらずこの時間帯は、恵にとっての、一人を満喫する時間だ。
また一日が過ぎてゆく。
止まっているのか、進んでいるのかわからぬ生活の中、恵はまた明日を迎える。
静まり返ったリビングの中、カチカチと携帯を操作する音だけが響いていた。
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